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藤井風とおばさん。

前回は藤井風さんに関わる知的財産(著作権)についてのコラムを投稿しました。

 

その後、PCやスマホでのインターネット接続時に、

「藤井風」さん関連の記事(ニュースや他の方の投稿など)が

視界に飛び込んでくる頻度が増えました。

  

何の操作をせずとも藤井風さんの情報を得られるのは

風民(藤井風ファンの呼称)にとってありがたいことです。

 

Googleせんせい、ありがとう。

 

しかし、それらの記事の中ではネガティブな内容もあり。

 

残念ながら、

才能を発揮している人やスター街道を登っていく人は、

賞賛を浴びる一方で、

妬み・嫉み・やっかみを受けることもつきもの。

 

職種、業界問わずにあることです。

他者の成功を喜べない、讃えられない、

何をされたワケでもないのにとにかく憎たらしい…云々。

 

ひとことでいうと「負の感情」の稼働状態。

自分の劣等感によって

自分が作ってしまった負の感情がどんどん増幅し、

イライラムカムカがおさまらず、

負の行動を引き起こしてしまう。

 

自分で自分のココロを傷めつけ、

自分をいじめている状態。

 

ちきしょう・・・(妬)

と他人に一瞬ジェラシーを感じるのは仕方がないとしても、

成功された人のそれまでの努力の積み重ねに目を向けて、

この人が努力し続けたからこその成果ということを知ることで

負の感情はぐっと薄まって、

自分のココロが救われる・・・ことがあります。

 

私は、妬み癖でストレス発生させやすい人からの相談を受けた際には

まずは自分で自分を傷めずに、

自分をいじめない、自分を労わるための方法を伝えます。

 

それだけでも、モノやコトへの視点や感じ方が変わってきたと

おっしゃる元妬み人さんは少なくありません。

 

自分で自分を労わるという感覚を得られれば、

自分を大切にすることができますから、

自己肯定感が安定し、

他者をむやみに妬むこともなくなって、

ココロの健やかさを保てるというワケです。

 

ハナシを戻します。

 

藤井風さんに関わるネガティヴコメントのうち、

ライトなケース、かつ私にも関わることといえば、

今投稿のタイトルにある「おばさん」関連。

 

各記事を細かくチェックしていませんが、

ざっくりいうと下記の3点のコメントが目立っていました。

 

1.「藤井風のファンにはおばさんが多い」

2.「藤井風ファンのおばさんは、ルックスにきゃーきゃーいってるだけ」

3.「藤井風は、おばさんファンがいなくなると指示数ガタ落ちする」

 

ふーむ。

 

真実はともかくとして、

藤井風さん自身の年齢のわりには、

「おばさん」と称される中高年女性のファンは確かに多めかと。

 

そして、風民である私も「おばさん」世代ですが、それが何か?

 

とこめかみに青筋たててネガティブ民へ詰め寄るのは、

オ肌に悪そうですのでやめときますわ。

 

が、なぜ藤井風ファンには「おばさん」が多いのか、

風民おばさんの一人として、その推定理由を記しておきます。

 

 (私の場合)

2020年のこと。

自宅で聴いていたJ-WAVEの番組から、

藤井風さんの曲『優しさ』が流れてきました。

 

ん?この曲、イイ!声もイイ!誰?いったい誰?と、

日本人アーティストでは、

宇多田ヒカルの『automatic』を初めて聞いた時以来の衝撃を覚えてコーフンした私。

 

名前を聴き洩らしたので、

『優しさ』&男性ミュージシャンのワードで即検索しました。

 

すると、『優しさ』のMVが既にあり、

そのMVには、ハーフっぽいちょい派手目なイケメンが…(ロン毛だった藤井風さん)。

『優しさ(藤井風)』 ⇒  https://www.youtube.com/watch?v=vzhTpIIQR5I

 

正直なところ、チャラそうだな、

ほかの誰かがいい曲を作って、

それをルックスのヨイこの人に歌わせて売ろうという筋書きかな…

 

という、ひねた見方をしていました(チーム藤井風さん、ごめんなさい)。

 

が、その後に、藤井風さんが子供のころから、

岡山のご自宅でピアノを弾き続けている

YouTubeのログがたーくさん表れ、

そのピアノのテクニックと表現力に圧倒されました。


(ショパンを弾く少年時代の藤井風さん⇒

 https://www.youtube.com/watch?v=oD30Oo3gKzM )

 

この人は本物だ。

こんな子供のころからコツコツと努力を重ねてきたのだ。

他人が作ったものにのっかってるのではなく、

ゼロから自分で作る本物のアーティストだ。

 

そう確認した頃には、

風沼に浸かりっぱなし=風民おばさんが完成しました。

 

にしても、

そもそも私は熱狂体質ではないし、

一人のミュージシャンに夢中になったことは一切無かったのに、

どうして藤井風さんをこんなに好きになれたのか。

 

自分のココロの動きと行動を通して、

「好き」を分析してみたのは以下の通り。

 

1.RBやジャズの音とリズムが曲のベースになっている(と感じる)。

2.生き方や死生観を綴る歌詞(年齢の割には恋愛ものの歌詞が少ない)。

3.教科書通りではないグルーヴ感あふれるピアノパフォーマンス(打鍵強め)。

4.語り口調がナチュラルでいきむことなく穏やか(ほのぼのとした岡山弁がnice)。

5.ご両親への感謝の言葉を素直に発する(SNSやインタビュー記事から伝わる)。

6.少年のころから毎日コツコツと音楽を続けてきた姿(YouTubeのログから)

 

以上。

 

おそらく、ほかの風民おばさんも私の要素と似ているのかもしれません。

 

特に1.の要素が中高年層のファンを増やした原因かなと。 

藤井風さんのファンには、

おばさんだけではなく、漏れなくおじさんも多いようですから。

 

今の40代後半~60代で洋楽好きならば、

若かりし頃にRBとジャズを好んで聞いていたと思います。

私がそうでした。

 

藤井風さんは、

60代のお父様から聞かされてきた音楽で育たれたようなので、

RBとジャズの音とリズムが脳内にセットされているのでしょう。

 

ご自身が「大好きな曲」という『Weak(SWV)』は90年代のR&B。

米英大ヒット、日本でもヒットしていた曲。

私も大好きだったRBの名曲です。

 

藤井風さんがデビュー前に

この曲を歌っているシーンがYouTubeに残されており、

2枚目のアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』の

洋楽カバーバージョンにも収録されています。

 

藤井風さんがこの曲を歌うシーンをYouTubeで視聴した時は、

胸の奥にきゅぅっと心地よいせつなさを感じました。


(『Weak』を歌うデビュー前の藤井風さん

⇒ https://www.youtube.com/watch?v=0a7iOb2_F9I )

 

そして、日本人がこんなにこの曲を

(しかも本家は女性アーティスト3人構成)、

ナチュラルにかつ情感豊かに歌い上げるなんてと、

とにかくとにかく驚くばかりで。

 

と、このように、私は藤井風さんの曲と

パフォーマンスを視聴すればするほど、

惚れ込んでしまいました。

 

また、私の母は岡山出身なので、

第二の故郷を岡山としています。

なので、藤井風さんの岡山弁に

いちいち喜んでしまうこともプラスされています。

 

素敵なルックスはあくまでもオマケ。

私以外の風民おばさん&おじさんも、 

純粋に藤井風さんの曲を支持している人が圧倒的多数だと思います。

 

が、ルックスが好きでファンになっていたとしても、

それはそれでヨイではありませんか。

 

藤井風さんのルックスは、

誰も傷つけていないし、誰も困らせてませんよね。

 

と、風愛語るとキリがなくなってしまいそうなので、

今回はココで〆といたします

 

あ、最後に気になっていることをもうひとつ。

 

昨年の11月に、

代々木体育館で行われた藤井風ライブに行きましたが、

私の席と同列の女性はほぼ同世代かと思われる方々がズラリ…

 

もしや、年代別に配置している??

そのようなことができるのでしょうか。

 

不満というわけではなく、

システムとして年代別に客席を配置することは

できるのかなってことを知りたくなりました。

 

とても鑑賞しやすい席だったので、嬉しかったのですが、

もしかして老眼世代に優しい配置にしてくれた???

 

もし、そのようなシステムをご存じの方がいらっしゃいましたら、

こっそり教えてください。

  

今回もここまでお読みいただきありがとうございました!

 

(藤井風さん関連サイトは以下の通り)

YouTubeチャンネル⇒ https://www.youtube.com/c/FujiiKaze

 

公式サイト ⇒ https://fujiikaze.com/