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独学合格『ビジネス著作権検定上級』について

前回投稿の続きです。

 

コロナ禍で自宅時間が増えたことにより、私は2種の資格を独学で取得しました。

まずは、昨年に『ビジネス著作権検定』の上級資格を取得。

 

この『ビジネス著作権検定』は、2004年に開始された民間資格です。

主催はサーティファイ株式会社というビジネススキル関連の認定試験を開発している企業。

 

『ビジネス著作権検定』の試験内容は、

名称の通り、著作権の知識と、著作権侵害に該当する法律知識、著作権周辺の国際条約等々。

 

BASIC・初級・上級と、ランクによって内容のレベル差はありますが、

ビジネスにおいて、誰もが扱う著作物についての法律知識の設問が広い範囲で出題されます。

  

BASIC・初級は比較的取得しやすいとされていますが、

上級は、合格率30%強、簡単ではありません。

私は独学で1カ月半くらい集中勉強し、約50時間を費やしました。

 

この『ビジネス著作権検定』を取得した人は、

「私は著作権の範囲と権限、著作権侵害となる違法行為を理解していますぞ、ふっほっほ」

という証明にもなる資格。

 

私がこの資格の勉強を始めようと決めたきっかけは、

「自分と他者の著作物を守りたい。

社会で役立つものは、堂々と合法のもとで積極的に活用したい」

 

という思いから。

 

そのためには、著作物の権利保護範囲、

違法となる著作権侵害行為とはどういう行為なのか、

ということを知って理解することが必須。

 

おそらく、他者の著作物を扱う際、

そのような必要性をうすうす感じていながらも

バレないからスルーしちゃえ~、

バレたら逃げちゃえ~、

という輩も少なからずいらっしゃるのでしょう。

 

特に、インターネットでは、容易に他者の著作物をダウンロードできますから、

そのまま許諾無く使っているうちに、

訴えられてしもた…

こんなことになるなんて…

といったケースも続々と報道されています。

 

私は人材育成業という、人へルールを伝える場面も多くある仕事なので、

そのようなことが自分と自分の講義を受講する人達に起こってはならぬ。

という危機意識もありました。

 

また、私は元々クリエイター(出版広告界)だったので、

過去には自らの著作物をわんさかと生産。

そして、教育プログラムを開発している今も、

企画から構成、テキスト教材作り等、著作物を日々生産し続けております。

 

だからこそ、多くの時間と労力をかけて生産した著作物は、

当然のことながら大切に守りたいという思いが強め。

 

許可なく勝手に使われるとそりゃ腹立ちます。

状況や度合いによってはハラワタ煮えたぐります。

 

過去には煮えたぐったハラワタをグツグツ鳴らしながら、

法的措置を検討したこともあります。

 

そのような経験からなのか、

他者の著作物も、もっとちゃんと守れる側の人間でいたい。

という思いがふつふつとこみあげてきました。

 

仕事の中では、他者の著作物を引用したり、

転載を検討したりということもあるので、

その保護範囲が曖昧なままであると、

結局は守れない=侵害行為になりかねません。

 

このような理由から、まずは『ビジネス著作権検定』の上級を勉強し始めました。

 

上級からトライしたのは、

仕事の経歴上、一定の知識には多少の自信をもっていたからです。

 

が、、その自信という心に巣くっていたものが、

勉強を進めるうちにポキポキ折れまくって粉状になってしまうとは…。

 

わたしの自信は、薄~いポテチみたいなものだったのか、、、と反省。。

(薄~いポテチ、好きですけど)

 

私の自信を粉状にした著作権検定の試験内容は、

出題範囲がひろーいこともありますが、

単純な名称や意味合いの知識よりも、

著作権にからむ応用問題を解けるか否かが問われます。

 

その応用問題の過去問集の内容が、

これまたややこしくてややこしくて。。

 

「こんなん、世の中で起こるワケない!ぐがぁ!(設問に向かって吠える)」

「しちめんどくさい!うぎゃ!(問題集をバシバシ叩く)」

「なぜ、こんなややこしい表現に?文章の勉強しなさいよ!(ページを破る寸前)」

 

勉強も終盤にかかった頃、

このように、すんなりと設問が解けない自分の知識力の弱さにイラ立ち、

教材にやつあたりするという典型的な逆ギレの日々を送っておりました。

 

それでも、

まずは今できるところまでやろうと勉強を進めて試験に臨みました。

 

合格の報せがあった日はとても嬉しく、

自宅にて鮨祝い&スイーツ祝い。

我ながら単純なオトナです。

 

そして、この『ビジネス著作権検定上級』に合格すると、

知的財産知識における国家資格『知的財産管理技能士』の

受験資格がもらえるというオマケがついていました。

 

ならばと、

4か月後に実施される『知的財産管理技能士』の資格に

チャレンジすることを決めました。

 

もっと出題範囲広くなるのかな…

もっと難しくなるのかな…

もっとイライラしてしまうのかな…

 

こんなヒキ気味な思いがむくむくと…

前頭部あたりに、もやもやっとうごめくものがありましたが、

「まずはやってみるぅ!オマケにのっかるぅのっかるう!」

と意味なき腰ふりダンスをしつつ、試験を申し込みました。

 

さて、その国家資格でもある『知的財産管理技能士』とは。

 

国家資格…安定の響き。

 

医師も国家資格。

弁護士も国家資格。

運転免許も国家資格。

 

そして『知的財産管理技能士』も国家資格。

 

 

続きは次回投稿で_。

 

 

※『ビジネス著作権検定』の詳細については、

下記のサイトをご参照ください。

https://www.sikaku.gr.jp/bc/introduction/